希死念慮って本当に突然やってくるんだね

※今の私は適切な治療を受け、元気に生きています。

 

自室で読書していたとき、急に「今4にたいな」って思いついた。何の前触れもなく、論理的な思考もなく、突然そう思った。

だが私は真面目に約束を守る性格で、その1時間後に精神科の診察(定期検診で1週間前に予約済みだった)があったので、実行には至らなかった。

冷静に頓服薬を飲んで、いつもよりそわそわしながら病院に行き、先生に洗いざらい(と言っても「理由は無いが、さっきから急に4にたい」というだけ)伝えて、たまたまカウンセリングも空いてたので少しお喋りして、お薬増量で助かった。希死念慮はその後数日間だけ、不規則に湧いてはすぐに頓服薬で消えていった。

助かって良かったのかなとか、次来たときは耐えられるかなとか、深く考えはじめたら闇堕ちしそうだからやめてる。ひたすら好きな音楽ばかり聞いてやり過ごしている。普段も音楽はよく聞くけれど、最近は河村隆一ばかり聞いてる。隆一は私のことをつかまえていてほしい。

 

有名人が自ら4ぬと色々原因を推測されるし、その中には当たってるのもあるのかもしれないけれど、本当は理由のない4も多いと思う。私も今回そうだった。

家の中で子供達とクリスマスを祝っていたら、窓の外にゾンビを見つけてしまった、くらい急に来た。

もともと精神科に通っていたけれど最近は安定していた。仕事にも家族にもそんなに不満はないし、お金にも困ってない。

私がいなくなったら誰かが「あの時話を聞いてあげれば良かった」って言うかもしれないけど、特に悩みはない。

強いて言えば、株でお金増やした自慢話を聞いて欲しい。このお金でみんなで海外行かない?って言いたいのに、あやうく一人だけ永遠の旅に出てしまうところだった。

 

しかし「4にたい」と憔悴している人の前でいつも通り振る舞える精神科医はすごかったし、薬の采配も完璧だった。先生にはぜひ情熱大陸に出て欲しい。