全集中 ADHDの呼吸 壱ノ型 インチュニブ

春休みになった親戚のちびっこをディズニーに連れて行った。

チケット代値上げしたくせにかなりの混雑で、お金払えば並ばないで乗れるって聞いてたんだけどそれ一部のアトラクションしか導入されてなくて、人の波に疲れて早々と帰ってきてしまった。

シェフサラダは美味しかった。

 

そしてディズニーの翌日に精神科通院。

日中は元気だけど、不眠がひどくて、何度も薬を変えてもらっても眠れない。

診察の時に「服薬後、布団に入って1-2時間は眠れません」と何度も言ってる。そしたら今日は先生から「物を失くしやすかったり、忘れ物が多かったりしませんか?」と想定外の質問をされた。

それはないです、と答えたら今度は「集中しすぎることはありませんか?」「物事を考えすぎることはありませんか?」と聞かれて、「すごいあります!」「周りにもよく指摘されます」と答えた。心当たりがありすぎた。

すると「これだけでは判断できないですが、ADHDのお薬を試してみませんか?」と言われ、大変驚いてしまった。自分がADHDだと思ったことは一度もなかったし、初診時からずっと「うつ」って診断されていたので。

しかし不眠が解消するならば何でも良いので、ADHDの薬を試すことに即同意した。

 

先生が短い診察時間のなかで「これだけではADHDとは診断できません」「ADHDと診断したわけではありませんから」と何度も繰り返してたのが印象的だった。

最近多いよね、「私はADHDだから」と要求“しか“しない人とか、それを見てADHDの診断欲しがる人とか…

 

私の親族に躁鬱の人はいたけど発達っぽい人はいなかったし、私もFランだけど大学までストレートに卒業して新卒で正社員を長くやっていたので(今はメンタルのせいでバイトだけど)、私が精神病になる可能性は高いと思っていたが、発達障害系である可能性はないと思っていた。

私は今まで金融や経理事務をやっていて、どの職場でも「論理的思考力が高い」「先々まで見通して動いてくれるから助かる」「仕事に集中して早く仕上げてくれる」と褒めてもらえるのが嬉しかった。

プライベートではブスで友達も少ないし、職場で「思考力」と「集中力」を評価されることだけが唯一の取り柄だった。

その唯一の取り柄が病気のせいだったのなら、薬を飲んで正常になった私は、何の取り柄のないゴミ人間になってしまうのではないか?

仕事で過集中ができなくなったらクビになるかもしれない、プライベートでは元から誰からも必要とされていないのに、どこにも居場所がなくなるのではないか…

そう考えたらなんだか悲しくなってしまった。

気持ちが顔に出やすいタイプなので、薬局の人がめちゃくちゃ心配してくれて「このお薬(ADHDのインチュニブという薬)で眠れるようになった人はたくさんいるから大丈夫ですよ」って励ましてくれた。

 

帰り道、Spotifyが空気を読んで河村隆一の「空と君のあいだに」を流してくれて、ちょっと元気でた。

お試しの投薬なので、あまり考え込まないようにしようと思う。

 

薬価高い。健保組合様ごめんなさい。